熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
「美夜、どうかしたのか?」
「そういえば、最近、食べ残したり、あっさりしたものばっかり選んでたよね」
一緒に食べたいというけど、何が食べたいとは言わない池山さん。
知らず知らずのうちに、極端に脂分の少ない食事になっていた。
彼自身は、痩せる必要などないくらい整っている。
「別に構わないけど。なんだって君が作ってくれるものなら」
「うん」
「それより、妊娠してるんじゃないのか?」
自分の口が、ポカンと大きく開いているのが分かる。
「ちょ、ちょっと待って。いきなりどうして」
なんで気が付いたの?まさか、私の顔にそう書いてあるとか?
「これ、トイレに落ちてたから」
「ん?」
「検査キットの説明書。トイレで見てたってことは、それ使ったんだろう?」
「あの……」
箱と中身はちゃんと捨てたのに。
説明書きをそのまま置いてくるとは。
池山さんとは、今までのところ何もない。
だから、彼の方も自分が原因じゃないってことはよくわかってるはずだ。
「ごめんなさい。もう少し考えてから話そうと思ってたの」