熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
「じゃあ、本当に子供できたんだ」
「ええ。だから、すぐに自分の部屋に帰ります。もちろん、私……」
「どうして別れるの?」
「池山さん、私、子供を諦めるなんてできないです」
「どうして諦めるの?せっかく出来たんだろう?産めよ」
「産むのは、池山さんの子じゃないのよ。そんなことできないでしょう?」
「俺はいいよ。別に。子供は、あいつの子だろう?」
「はい。だから日本で一人で産みます」
「産むのは一人でもできるけど、その後、どうやって子供育てるの?
君、働けなくなるんだよ。わかってる?」
「わかってます。でも、他の男性の子供を産むんですよ。そんな女と一緒になりたいなんて、おかしいです」
「いいじゃん。俺、それでもいいよ。
あいつが欲しくて必死に手に入れようとしたもの、二つとも手に入れるんだ」
「池山さん」
「結婚しよう。ファイサルの子は、自分の子として育てるよ」
「えっと、ファイサルの子よ?外見だってあなたに似てないわ。すぐに分かってしまうわよ」
「あいつにもね。子供が自分にそっくりだと言わなくても分かるだろう?」
「どういうことでしょうか?」私には、理解不能です。