熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
それから、数週間経って。
私は、ホルモンバランスの変化に悩まされ、池山さんが言う通り、
一人で生活するのも大変なくせに、子供まで抱えることの大変さに、気が付き始めていた。
一人で頑張る。
そうしたら、ファイサルが、
また目の前に現れて……
なんていう、夢みたいなものを
見ないようにしようと思った。
仕事も育児も全部一人だなんて、どうにもならない。
でも、ファイサルが住むところを用意しておいてくれたのは助かった。
マンション引き払って、ファイサルが用意してくれた部屋に住んで。
いや。私が安アパートに住んでファイサルが用意してくれた部屋を人に貸せばいいのか。
「家賃いくらとれるんだろう?」
「家賃?」池山さんが睨みつけてる。
「そろそろ行くって決めてくれないかな。会社にも報告しなきゃいけないし」
「あの家を人に貸せば、何とかなるんじゃないかな」
「ずっと借り手が付くとは限らない。悪いことは言わん。一緒にドバイに来いって」