熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
約束の時間の少し前に、ようやく部屋に戻った。

ファイサルは、まだ帰ってきていなかった。

すでに日が暮れていて、
窓の外の東京の街も静かな夜景に変わっていた。

いったい、今日は何をしていたのだろう。

食べきれないほどの朝食を前にして、
次から次へと店を店を渡り歩いて。

私は、ただ彼と時間を過ごすために、
ここに居ると思ってるのに。

顔を見たら、文句を言ってやろう。

何が、君の用事の合間に仕事するよ。ですか。

ずっとほったらかしにする間、
エステにでも行ってろってことなの?

まあ、普通なら、そんなにお金を使うことも
あり得ないんだろうけど。

それより、私って、
みっともないって思われたのかな。

何となく、そのままの格好で横にいられるのは、
好ましくないと言われたみたいで、居心地が悪い。

悲しい気分になった。

だったら、そういう完璧な女性の中から
付き合う人を選べばいいのに。
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