熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
『なんで山形を知ってるの?』
みんながいったい何があるのって顔で、
彼の顔を見上げた。
『そうだよ、何で山形なの?』
池山さんも驚いて英語で尋ねる。
「行ってみたいのは、山形なんです」
黒髪の男が少し離れたところで、
覚えたばかりの日本語で答える。
「じゃあ、このサークルに入っちゃえば?
旅行先に選んでもらえるかもよ」
遊びに来てた4年生が冗談交じりに言う。
「さっきの、ビラ配りも、
でもすごい受けがよかったし」
孫田君が後押しする。
外国人が入ると、
面倒くさいって意見も出てたけど、
一つの輪になって囲まれて雰囲気も一気に歓迎ムードになる。
イケメン外国人が、
二人も入会するんじゃないかという期待で、
入会届のノートに名前を書く人が出て来た。