スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
「なに、動揺してるんだよ。俺に隠したいことでもあった?」

ニッと笑みを見せた彼は、一瞬、視線を鋭くリビングテーブルに向けた。

そこには電源を消してあるタブレットと、スマホが置いてある。

「誰かにメールか電話?」

私の行動を怪しく思ったのか、笑顔だけど口調は笑っていない。

「い、いえ……違います。誰とも電話やメールなんて、していませんから」

後ろめたい気持ちで否定したのが、ますます怪しく思われたらしい。亮平さんは真顔になってカバンを床に置き、私の目の前まで来た。

「本当に?」

「本当です」

まさか、“ネットで元カノを検索してました”だなんて、絶対に言えない。

「俺に隠しごとなんて、許さないよ?」

亮平さんはそう言うと、唇を重ねた。隠しごとを言うなら、亮平さんこそどうなんだろう。

「……ん。亮平さん、苦しい」

ゆっくりと、体を押し返す。亮平さんは、まだ恨めしそうな目で私を見ているけど、ここは誤魔化し通すしかない。

「お風呂、沸いていますから」

と話題をそらすと、彼は渋々応えた。

「……分かった。入ってくる」
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