スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
「……どうして聞くんですか?」

「金曜日の夜から、あんまり俺に触れられてほしくない雰囲気だったから」

亮平さんなら、やっぱり気づいてるよね。どこかトゲトゲしく接していたことは、お見通しだったらしい。

「そんなことないですよ。亮平さんが、そんな風に見ているだけじゃないですか? 私がそうするような、なにか心当たりがあるんですか?」

しらばっくれてみよう……。どこまで通じるか分からないけど。

すると亮平さんは、少し乱暴に私を振り向かせると、体をキッチンの壁に押し当てた。

「りょ、亮平さん……?」

さすがに、やり過ぎだったか。亮平さんを怒らせてしまったかもしれない。

緊張と、少し怖くも感じながら彼を見ていると、亮平さんは私を睨んだ。

「実和子が俺に媚を売るような女性でないことは、じゅうぶん分かってるつもりだったけど……」

「え?」

壁に手をついた亮平さんは、もう片方の手で私の顎を引き上げた。

「今の言い方は、ホント可愛くないな」
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