スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
「真実ですか……」

なんだか緊張して、手が震えてくる。なにを言われるんだろう。別れたいと言われたら、私はどうする……?

「ああ。パーティーの夜に、ちゃんと話せば良かったんだ」

「あのときは、私が話せないような雰囲気を作ってましたから……」

あの日、ちゃんと萌さんのことを聞いていれば良かったのか、今でも分からない。

時間が経ったことで少しは冷静に話せそうだけど、もしかして亮平さんと向き合うことに、逃げていただけだったのかな……。

「萌が実和子に会いに来たんだろ? 本人から聞いた。そのときには、もう俺と萌との関係を知ってたんだよな?」

「はい。仕事で偶然聞いたので……」

プティで聞いたことを話すと、亮平さんは絶句していた。

「まさか、そんな前から知っていたのか……」

「はい。それからパーティーの夜に、浅井社長とお話されてるのを聞いていました」

そのことを言うと、亮平さんはあきらかに狼狽している。

「亮平さんは、まだ萌さんが好きなんですか?」
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