スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
亮平さんを抱きしめると、強く抱きしめ返された。

「当たり前だろ? だから、こんなに体が冷えるまで、俺を待っていなくていい」

「亮平さん……」

彼への想いが溢れてきて、好きという言葉じゃ足りないくらい。痛いくらいに抱きしめられ、優しく髪を撫でられていると、ますます胸は高鳴った。

“愛してる”って言葉を、今にも口にしそうになったとき、

「実和子、愛してる……」

亮平さんがそう言ったから、思わず顔を見上げた。彼の穏やかな眼差しが、私の視線と重なる。

「私も……。私もです。亮平さんを愛しています」

「絶対に、離さないからな。たとえ、この先なにが起こっても、もう大切な人を見失うことはしない。実和子は、俺だけのものだ」

亮平さんはそう言って、私の唇にキスをした。

「んん……」

深く強いキスに、あっという間に頭がクラクラしてくる。亮平さんの独占欲が嬉しくて、真っ直ぐに伝えてくれる想いに、心はじゅうぶん満たされていった。
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