スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
額と額をくっつけて、亮平さんは私を優しく見つめる。こんなときですら、彼に愛されていると実感できて、胸の奥に込み上げるものがあった。

「はい……。ごめんなさい、余計なことを言って。今夜は、ゆっくり休んでくださいね」

この場所を、彼にとって一番安らぐところにしたい。それを、私ができるのなら……。

「そうだな。実和子を少しだけ感じたら、休むよ」

「え?」

と思うと同時に、亮平さんの唇が重なった。優しく触れるキスに、私も自然と目を閉じる。

亮平さんの温もりを感じると、こんなにも安心できるんだ……。

「今回は、実和子に心配かけるようなことが起きたけど、気にしなくていい。ニュースで流れていることも、お前が気に揉むことじゃないから」

「ありがとうございます、亮平さん。だけど、亮平さんのことを考えることくらいは、許してくださいね。私、本当に支える存在になりたいので……」

ギュッと亮平さんの体を抱きしめると、彼に押し倒された。
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