スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
サプライズなプロポーズのあとは、奥にいたと思われる女性の店員さんが、「おめでとうございます!」と言いながら、三人ほど出てきた。

ひとけがなさそうでも、会話をしっかり聞かれていたのかと思うと恥ずかしい。

ここは、亮平さんの常連のお店でもあり、たびたびお友達と訪れているとか。

建物や内装のセンスが抜群で、私に気に入ってもらえるだろうと思って、ここでプロポーズをすると決めたらしい。

そんな彼の気遣いも、とても嬉しかった。

そのあとは、フレンチのコースを堪能し、お店からのプレゼントとして、バイオリンの生演奏をもらった。

そんな贅沢な時間を堪能させてもらいながら、これからはもっと亮平さんを支えたいと決心する……。


プロポーズをされてから半月後、私の両親からは結婚をすんなり許してもらえた。

母は、初対面にときはあんなにトゲのある言い方をしていたのに、今回は感じ良く対応してくれたから拍子抜けだ。

それは父いわく、『実和子が幸せになれることに、安心したんだろう』と……。

一安心しているのもつかの間、今度は亮平さんのご両親に会わなければいけない。

彼のお父さんは“経済界のドン”。いったいどんな人なのか、今から胃が痛くなってくる……。
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