スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
まさに大安吉日、空も青く澄み渡り、絶好の挨拶日和だ。今私たちは、亮平さんの実家の目の前に立っている。

まさに、インターホンを押す手前だ。

「実和子、緊張してる」

亮平さんはクスッと私を見て笑った。そんな彼を、わざとらしく睨みながら応える。

「当たり前じゃないですか。これから、亮平さんのご両親に会うんですよ?」

亮平さんの実家は、高級住宅地の一角にある戸建ての家。ここは、著名人が多く住む場所で、家の価格が平均で数億と聞いている。

そんな場所に案内されて、緊張しないわけがない。

「大丈夫だよ。俺がいるだろ?」

優しく微笑まれて、私も自然と口角を上げていた。

「はい……」

やっぱり、亮平さんがいてくれるだけで、心が満たされる思いがする。

ご両親に、結婚を許してもらえるか、それが不安だけど……。

亮平さんの実家は、高い壁に囲まれていて、門の外からでは様子が分からない。

どんな感じなんだろう。ドキドキしながら、亮平さんがインターホンを鳴らすのを見る。

するとほどなくして、優しそうな女性の声がした。

「亮平、お帰りなさい。今開けるわね」

門のロックが外され、彼に促されるまま、中へ入った。
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