スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
「えっ⁉︎」

なぜ亮平さんの名前が出てくるんだろうと、心のなかで焦りながら、貴也さんの言葉の意図を探ってみる。

まさか、私たちのことを知っている? ……ようには見えない。単純に聞いてきているだけみたいだ。

「はい。存じております」

努めて冷静に返事をすると、貴也さんは続けた。

「実は、その副社長って、俺の幼なじみなんだよ。同級生」

貴也さんの言葉に、驚きの声を上げたのは部長だった。私は、亮平さんから事前に聞いていたため、特別驚きもしない。

「そうなんですか」

と素っ気なく返すと、貴也さんにまじまじ見つめられた。

「広瀬さんって、結構ドライなんだな。この話をすると、女はみんな食いつくんだけど」

「ドライというか、今は仕事中ですから」

「紹介してあげようか? 会ってみたいだろ?」

「え?」

貴也さんのとんでもない発言に、私はア然とした。
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