甘くもビターな恋の味。
そうこうしてるうちに、新入生代表挨拶がはじはるぐらい時間が経っていた。
私の高校は入試トップの人が挨拶をするらしいんだけど、私はまだ誰がやるか知らなくて...
誰かな、とワクワクしていると先生がマイクのスイッチを入れ口を開いた。
『新入生代表挨拶、神崎 誠也』
「はい!」
体育館に響く大きな声で返事をし、壇上へと上がる。
へえ、神崎 誠也ねえ。
ん?神崎 誠也ってあの!?
確かに、隣にいたはずの誠也はいない。
隣で返事してたのに、気づくの遅いな、私。
名前を覚えるの得意じゃないからなあ…