いつも、雨
でも、だったら、おばあちゃんは、何だったの?
それに、おばあちゃんは死んじゃったけれど、橘のおじさまは生きてるのに。
やっぱり納得できない。
ずるい。
おじいちゃん、ずるい。
そんなに好きなら、こそこそしてないでほしかった。
いっそさっさと家族を捨てて、橘のおばさまと再婚すればよかったのに。
悲しいけれど、そのほうがスッキリするわ。
白黒ハッキリしてほしい。
……オトナの事情とか、あるのかもしれないけど、……おじいちゃん、もっと独断的なはずなのに、どうして?
どうして、隠れてコソコソ中途半端な不倫なんか続けてるの?
ずるい。
ずるいよ……。
……そうだ。
孝義くんも、同じだ。
この状況、なに?
夕食を作ってくれた色気過多な標準語のお姉さんも、後片付けに来てくれた福井のお姉さんも……まいらを歳以上に子供扱いして、自分の女性としての優位性を孝義にアピールしていた。
孝義もまいらも、何も言わなかったけれど……逆効果だってことに、どうして気づかないのだろう。
馬鹿なの?
意味わかんない。
そもそも、後妻候補に押しかけられて……家にまで入り込まれてるなんて、聞いてない。
追い出すんじゃなかったの?
私を、ただの虫除けって?
それって、消極的すぎない?
孝義くんらしくない。
ちゃんと、断わって、追い返して欲しい。
……な~んて、言っちゃぁ、ダメかなあ……。
わかんない。
明日……お父さんに聞いてみよう。
そう決めたら、自然と瞼が落ち、すーっと眠りに引き込まれた。
まいらの軽いかわいい寝息を襖越しに聞いて、孝義もまた、安堵感で眠りに陥った。
********************************************************************************************************
翌朝、食事の準備に来たのは、昨日の2人よりは少し年輩の落ち着いた女性だった。
孝義くんと同年代なのかな。
聖人君子の仮面をかぶった孝義を見習って、まいらも礼儀正しいお嬢さま然と振る舞ってみた。
……ただの朝食なのに……疲れた……。
「孝義くん、ご飯、明日から私が作ろうか?」
思いつきで、まいらはそう言ってみた。
それに、おばあちゃんは死んじゃったけれど、橘のおじさまは生きてるのに。
やっぱり納得できない。
ずるい。
おじいちゃん、ずるい。
そんなに好きなら、こそこそしてないでほしかった。
いっそさっさと家族を捨てて、橘のおばさまと再婚すればよかったのに。
悲しいけれど、そのほうがスッキリするわ。
白黒ハッキリしてほしい。
……オトナの事情とか、あるのかもしれないけど、……おじいちゃん、もっと独断的なはずなのに、どうして?
どうして、隠れてコソコソ中途半端な不倫なんか続けてるの?
ずるい。
ずるいよ……。
……そうだ。
孝義くんも、同じだ。
この状況、なに?
夕食を作ってくれた色気過多な標準語のお姉さんも、後片付けに来てくれた福井のお姉さんも……まいらを歳以上に子供扱いして、自分の女性としての優位性を孝義にアピールしていた。
孝義もまいらも、何も言わなかったけれど……逆効果だってことに、どうして気づかないのだろう。
馬鹿なの?
意味わかんない。
そもそも、後妻候補に押しかけられて……家にまで入り込まれてるなんて、聞いてない。
追い出すんじゃなかったの?
私を、ただの虫除けって?
それって、消極的すぎない?
孝義くんらしくない。
ちゃんと、断わって、追い返して欲しい。
……な~んて、言っちゃぁ、ダメかなあ……。
わかんない。
明日……お父さんに聞いてみよう。
そう決めたら、自然と瞼が落ち、すーっと眠りに引き込まれた。
まいらの軽いかわいい寝息を襖越しに聞いて、孝義もまた、安堵感で眠りに陥った。
********************************************************************************************************
翌朝、食事の準備に来たのは、昨日の2人よりは少し年輩の落ち着いた女性だった。
孝義くんと同年代なのかな。
聖人君子の仮面をかぶった孝義を見習って、まいらも礼儀正しいお嬢さま然と振る舞ってみた。
……ただの朝食なのに……疲れた……。
「孝義くん、ご飯、明日から私が作ろうか?」
思いつきで、まいらはそう言ってみた。