幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!
「お前って人一倍責任感強いから、全部背負わせたくない」
「背負うとか思ってないよ。葵くんは可愛いしね。でも朝の送迎頼めるならお願いしよっかな。ありがとう」
「ありがとうとか、言ってんじゃねえよ。俺の事、怖がってたくせに」
うわ、ばれてる。
そう思いつつも、にこにこと笑顔で誤魔化すと、じっと私を見て何か考えているようだった。
「俺もあのマンションに戻る」
「は?」
「よく考えれば、今ってお前の兄貴が居ないから一番チャンスだし」
「何のチャンス? 戻るって、飛駒があのお兄ちゃん達のマンションに住むの?」
じゃあ私は実家にもどるか、一人暮らしの部屋を探さないといけないの?
どうしよう。更に仕事が増えちゃったじゃん。
「いいや。俺は葵の子ども部屋使う。お前は引き続き客間使えばいい」
「……どういうこと?」
たらりと嫌な汗が額から流れ落ちる。
視線を外せないぐらい真っ直ぐ見つめてくる飛駒の瞳が、嘘ではないと言っていたから。
「一緒に葵の面倒の世話をしよう。同じ屋根の下で」