幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!
「美結」
「え、なに?」
真面目な顔されて逃げようにも踏み台の上。
後ろに後ずさろうとしたら腰に手を回された。
「嫌なら避けていいんだけど、俺の手が離れる保証はないから」
「だから、な、何!?」
慌てる私の腰を、更に強く掴んで強引に引き寄せた。
「俺と一緒に住んでも良い?」
「それは、さっき言ったでしょ。飛駒の仕事する姿とか、葵くんに対して世話を頑張ってる姿とか見て、過去の意地悪なんてもう気にする必要ないなって」
「で?」
顔を横へ避けたら、後ろ頭に手を添えられ、そのまま飛駒の胸に押し付けられた。
飛駒の胸の中は、すごくドキドキと高鳴っていてもしかしたら私より早いかもしれない。
「ちゃんと言って。俺の心臓が破裂する前に、ちゃんと言って」
「っ……!」
ずるい。こんな時に年下ぶって甘えてくるなんて。
「ひ、飛駒」
言葉にしようとして、顔を上げたら丁度顎の部分に唇が当たってしまった。
「ひっ、や、ちが、くて、今の、事故で」
顔をブンブン振りまわしていたら、次は頬に手を添えられ、落ちつかされた。
「事故じゃないやつ、唇にしてもいい?」
「ひぇ!」
情けない声が出る。
腰に回された手も、身動きとれなくて飛駒の胸を押さえる私の手も、汗ばんで熱くなっていく。