幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!
相変わらず飛駒には意地悪なんだから。
それでも電話を切ってから、私はロッカーのドアに貼ってある鏡を見ながら化粧が崩れていないか確認してから、へらりと笑う。
葵くんに泣いていたなんて気付かれないように。
「葵くん、お兄ちゃんが迎えにくるから私は先に病院へ向かってるね」
「パパが!? でもきょうはいそがしいっていってたよ」
七村先生に抱っこされていた葵くんが不安な顔をするので、笑って頭を撫でた。
「葵くんのパパは、お仕事よりも葵くんとままが大切なんだって」
その言葉に葵くんの目がキラキラと輝く。
「今日は何を食べようか? 考えておいてね」
「おむらいす!」
即答で答えた葵くんは目を輝かせていた。
「あのね、とろろってたまごが、けちゃっぷらいすの上をとけていくの。きったら、ふわわってながれてね。ままのおむらいすは、あまいの」
「分かった。オムライスだね。甘いオムライスは初めて聞いたから、瞳さんにレシピ聞かなきゃだね」