幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!
飛駒はへらりと笑ったけれど、その顔は激しく落ち込んでいてそれでいて自分に苛立っていた。
すぐに飛び出そうとしていたら、飛駒の腕からピーピーと呼び出し音が鳴った。
ソレを聞き、看護士さんと飛駒が踵を返して見に行ったのは、子猫の母親の元だった。
「体温が下がった合図だ。妊娠中、酷い栄養失調だったのと右足を怪我していて酷く化膿していたんだが」
飛駒は手袋とマスクをして母猫を診察台の上に移すと私を見た。
「悪い。葵を頼めるか」
発作を起こした母猫を放って行けるわけもなく、私は頷く。
そして発信機からの情報を頼りに葵くんの元へ急いだ。