幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!
案の定、職員室に居たのは飛駒だった。
「……なんで居るの?」
「手続き済ますって言ったでしょ」
「仕事は?」
「今日も夜勤。帰ったら寝るよ。姉貴に葵預けるから、迎えに行ってやってな。ほら、葵」
飛駒の背中から、ひょこっと葵くんが出てくる。
そして私と七村先生を交互に見てから、私に助けてほしそうに視線を向けた。
「明日から幼稚園の後にこの七村先生のクラス預かってもらうからね」
「よ、よろしくおねがいします。いちいあおいです」
ちょこんとお辞儀した葵くんを、七村先生はすぐさま抱き上げてぎゅっと抱きしめた。
「可愛い! 本当にめっちゃお利口ですね。鬼ごっこ好き? 先生ね、めっちゃ足早いよ」
「……ちょっとにがてだけど、がんばります」
葵くんの緊張した受け答えに、七村先生は本当に萌えたのかテンションマックスで話しかけている。
「良い先生だな」
「うん。それは保障するよ」
飛駒は安心したのか、座っていたらしい席に再び座る。
すると、園長先生が後ろからクスクスと笑いだした。
「貴方達って今も仲が良いのね」