幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!

「園長先生っ」
今も仲良しという言葉に首を傾げる私と、頷く飛駒。
その様子にお互い睨みあってしまった。

「どこが仲良かったの? 飛駒ってばずっと私を睨んでたじゃん」
「は? なんて園長が気付いてお前が気付かないんだ」
「気付くって何。睨んでた理由? 私と遊びたかったの?」
「そんな簡単な理由なわけあるか」

ムスッとされたが、葵くんの手前怒るに怒れない。

「市井先生、この子も市井ってことは、お兄さんのお子さんですよね?」

七村先生が葵くんを抱っこしながら近づいてきて、ちらりと飛駒を見て頬を染めた。

すらりとして背の高い七村先生が見上げなければいけないぐらい飛駒は長身だ。

ぼーっとなってる七村先生に『そうだよー』って私が返事をしようとしたのに、スッと飛駒が前に出て立ち塞がる。

「残念。実は俺と美結の子どもだよ」
「は?」

「きゃー! そうなの!?」

「絶対に違う! お兄ちゃんだってば!」

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