幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!

葵くんが私達の方を振り返った。

「パパ、いましごとバババーってかたづけて、いっしゅうかんおやすみもらうんだって。もうすぐかえってくるよ」
「本当?」

「うん。ママにはないしょだっていわれたけど、みゆおねえちゃんにはナイショっていわれてないもん」

兄ならばありえる。
そしてこの状況で、恋人でもないのに一緒に住んでいるとばれたら……たとえ何がなくても飛駒に烈火のごとく怒るだろう。
想像しなくても、私とおばさんの意見は一緒だったのか視線を逸らして黙ってしまった。

「ま、まあ、本当に結婚を視野にいれてるなら問題ないわよね。あとはうちの愚息が誠さんに認めてもらえるかね」
「なんでお父さんじゃなくて、お兄ちゃんに許可がいるの」
「あら、誠さん、うちの子が貴方を好きだったのをとことんシャットアウトしてきたし。よくあのお兄さんの監視を潜り向けて交際できわたよね」

「……シャットアウトって?」

私が尋ねると、おばさんの顔は、喋りすぎたと書いていた。
慌てて口に手をあてて上品そうに笑うと葵くんの方へ逃げた。

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