幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!


数メートル先に包装や梱包、配達サービスカウンターが見えたので其方に連れていくことにした。

「おいで、ママの所行こうね」

抱き抱えてサービスカウンターまで向かうけど、男の子は泣かずに目を潤ませて口をへの字にきゅっと結んでいる。
可愛い。
この歳でも泣かないようにって我慢できるんだ。
「お名前は?」
「あじゅま」
「あずまくんね。えらいね。一人でお菓子を選んだのかな」

こくんと頷くとお菓子を抱き締めた。
お菓子を選んではぐれてしまたのなら、きっとすぐ近くに居ると思う。


「すみません、この子、迷子みたいです」

サービスカウンターの中に年配の女性がいたので声をかけると、クッキーの詰め合わせセットを何十と梱包しているのが見えた。

「あら、じゃあ放送してみますね。ちょっとお待ちください」

急いで梱包を終わらせようと慌ただしくなる。


「ちょっとだけ待ってようか。すぐ来るから大丈夫だよ」


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