幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!
そのついでに飛駒を置いてきたのを思い出して、携帯で呼び出そうとする。
が、男の子がぴたりと私の腕にしがみついた。
「どうしたの?」
「やや。いかないで」
私が携帯を持った途端に不安そうな顔を浮かべた。
「大丈夫だよ。行かないよ」
よしよしと頭を撫でて、店員さんの梱包が終わるまで抱っこしていた。
店員さんも梱包を終えて、事務の方に電話してくれたがまたすぐに梱包をお願いするお客様が来て忙しそうだった。
すると、カートを押した飛駒が慌てて私の方へ走ってくるのが見えた。
「探したじゃん。どうしたの、職場の子?」
抱っこしているあずまくんを見て飛駒が首を傾げる。
「ううん。迷子。店内案内放送待ち」
「迷子のわりに、すっげ仲良しじゃん。泣かないで良い子だな」
「お母さんと離れて泣かないわけないでしょ。今は頑張ってくれてるの。――ね?」
私があずまくんに尋ねると、ぐっと唇を噛んで頷いてくれた。
「ふうん、じゃあお兄さんからご褒美をあげよう。ほら、おいで」
にこにこ笑うイケメンは、子どもの心も惹きつけるのか、あずまくんは抵抗せずに飛駒に抱き抱えれれそして肩車されて喜んでいた。
「どうだ? ママ見えるか?」
「つぎ、あっちみたい!」