幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!


「ばっ」

その言葉の破壊力といったら、カートの中にあるトマトよりも真っ赤になった私の顔が全てをものがたっていたに違いない。
「ばかー!」
「ままー!」

私が怒鳴ると同時に、あずまくんがぶんぶんと手を振って遠い向こう側を見ている。

飛駒も大きく動くあずまくんにバランスを崩さないように激しく揺れた。

「ままー!」
「吾妻っ 駄目じゃない。電話が終わって後ろを見たら居なくて驚いたのよ!」

あっ

だからさっき、私が携帯を持った時、あずまくんは泣き出しそうな不安な顔をしたのか。

「すいません。うちの子が本当にご迷惑をおかけしました」

あずまくんのおかあさんは、私よりもまだ若そうで、綺麗な足を惜しげもなく披露したミニスカだった。
そしてあずまくんを肩車していたイケメン飛駒にぺこぺことお礼を言っていた。

「いや、俺じゃなくて俺の妻が見つけまして」

妻じゃない!
言い返したいのに今言い返したらややこしくなる。
飛駒の奴め。
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