幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!



「くくく、だって、飛駒、普段格好付けてるくせに、ぷぷ、子どもっぽい」
「笑うなよ! 美結の弁当なんだぞ。拗ねて当たり前だろ」
「また作ってきてあげるから。ほら、こっちの水筒にはスープも」
笑いながらさらに鞄から水筒を取り出していると、腕を掴まれた。

「一生作って」
「……」

こんなところで何を言い出すのやら。
迂闊にハイハイと答えたら大変なことになる気がして適当に誤魔化したい。

「冗談はいいから、スープ飲んで。まだ温かいよ」

「冗談じゃなくて、葵の件が落ちついたら今度は本当に二人で住もう」

誤魔化せれない。
それほど真っ直ぐに私を見ている。
飛駒の手や指先は熱くて、私の胸ごときりきりと締めつけていく。

「俺、気付いた時にはガキだったけど美結の事が好きだった。きっとずっとこれからも変わらない」

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