PromiseRing
……Tバックはないと思う。

汗で汚れた下着とTバックを天秤に掛け……渋々、Tバックを穿く。
ブラのサイズがぴったりで、そんな目で見られていたことよりも、そんなことがわかる方が気持ち悪い。

けど、服は反対に、いつも私が着ているようなシンプルなブラウスとフレアスカートで安心した。

「サイズ……よかったみたいだな」

「……ソウデスネ」

嬉しそうに笑う、多賀谷社長に落ち着かない。
いつもはこう、傲慢っていうか、そんな笑い方なのに。

「腹、減ってるだろ?
お粥作った。
食べろ」

「ありがとう、ゴザイマス」

目の前に置かれたお椀の中には、糊ですか?と聞きたくなる物体。
ちらっと見たキッチンは案の定で、見なかったことにした。

「……」
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