PromiseRing
しゅん、多賀谷社長の姿が小さくなる。

でもそうでしょ?
いままでのことから考えて。

「だから私を、信じさせてください。
……多賀谷成紀は、ちゃんと私ひとりだけを愛してくれるんだ、って」

「……わかった」

嬉しそうに笑う多賀谷社長に胸がきゅんとなる。

……嫌いじゃない、多賀谷社長のこと。
ほんとはずっと、気にしてた。

けど、そんな自分が嫌だった。
軽薄な男のことを気にしている自分が。

……でも。
普段見たことない、あんな顔を見せられて。
その、ちょっとは……考えても、いいかな、って。

 
家には送ってもらえずに、昨晩いた多賀谷社長のマンションに連れ込まれた。

部屋に入るなり、塞がれる唇。
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