旦那様と契約結婚!?~イケメン御曹司に拾われました~
「つらい……青森の実家帰ろうかなぁ……」
青森県の端にある実家はちょっと田舎だけれど、まだ両親ともに健在だ。事情を話せば受け入れてもくれるだろう。
実家でちょっとゆっくりして、向こうで就職探そうかな……って、はっ!ダメ!
実家に帰ったら月に2回もビュッフェなんて行けない。お気に入りのレストランにも、カフェにも行けない!それは困る!
「くじけるな、諦めるなー!」
そう自分の頬を両手でパン!と叩くと、体を起こし気合を入れ直す。
こんな時まで自分の源は食べ物なのかと呆れそうになる。
けど、それだけが支えなのだから仕方ない。
明日はたしか、書類審査なしの会社で面接があったはず。
『書面ではなくあなた自身を見て判断します』と、ネットの求人募集ページには記載されていた。
なんの特技もない私だけれど、直接顔を見て話せば、こちらのやる気も伝わるはず!つまり、受かるかもしれない!
そう思うと希望がわいてくる。
「よし!気分入れ替えて頑張るぞー!」
そう。頑張るしかないんだから。
がむしゃらでも頑張って、まずはこの状況を打破するんだ。