君が嫌い
このまま強行脱出も出来るが今後このお店の利用が出来なくなってしまうのは困る。


ここは何とかしてこの人の機嫌を損なわせないようにするしかない。


時計に目をやると後20分くらい時間が残っている。


『あはは。そうでしたか。なら何かお話でもしましょう。貴方は好きな人いますか?いないならどんな人が好きなんですか?』


とりあえず話をさせよう。
確か女の人は恋愛話が好きだって聞いた事がある。


きっとこの手の話になれば自ら話してくれるだろう。
とにかく質問しまくって時間を潰そう。


『いきなり何で好きな人のタイプなんて聞くわけ。もしかしてあんた私に興味あるの。気持ち悪いわね、あんたみたいなクズに私興味ないから。』


オレモオマエノコトナンテモウキョウミネーヨ。


失敗だった。
確かに今の話の流れだとそう思われても仕方ないか。

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