too much




「おはよう!」

「おはよう!あ…相川…
今度の日曜の話…」

「あぁ、聞いた。」

「そうか…それで…」

「行くに決まってんだろ!」

「……そっか。良かった。」



もしも相川の都合がつかなかったら…
多分、遊園地は中止になったはずだ。
まさか、僕とあゆさんと平川さんの三人で行くわけには行かないのだから。



だから、「良かった。」は、嘘ではない。
嘘ではないけど、気持ちは複雑だ。



日曜日は楽しみだけど、気分の重い日でもある。
相川と平川さんが仲良くしてるところを見せつけられたら、僕は…



(……やっぱり、僕は平川さんに惹かれてる?)



なぜだろう?
あの時のおしゃべりが楽しかったから?



それとも…いつもの僕の悪い癖?



あの時、平川さんが落ち込んでるように見えたから?
だから、僕は平川さんのことが気になってるだけのこと…?



……馬鹿だな。
平川さんは何も落ち込んでなんかいなかった。
きっと、僕の思い過ごしだ。
それに、相川ともうまくいってるみたいだし、僕の入れる隙なんてないのに。



なんだか、どんどん気持ちが落ちて来る…
あゆさんとの付き合いも、気が重くなって来た。
でも、そんなことは言えない。
まだ付き合い始めて間もないのに、そんな失礼なこと、言えるはずないよ…
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