女の子の秘密
「優から何処かに出かけようとか、一緒に寝たいとか言われた事ない」

少し寂しそうな忍の顔を見て、ハッとした。

「私、言ってなかった?」

その言葉に忍が頷くのを見て、今までの記憶を大急ぎで検索してみたが、確かに言われた通り、自分から何かして欲しいと言った事が無かった。

「私・・忍さんが言ってくれてたから・・・ごめんなさい」

「違うんだ、謝って欲しいわけじゃない。必要とされてると確認したいんだ」

自分が思っているだけ相手にも思って欲しいなんて、思った事が無かった。

でも、優には思われたい。

嫉妬されたり、独占されたいといつも思っていた。
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