物語はどこまでも!
「しらゆきんんは渡さなくてよっ!」
素手で大木を引き抜き、担いでニッコリなピンクさんには到底勝てる気がしませんねっ!
「まっ、待って下さい!話し合い、話し合いで解決をー!」
「雪木っ!ここは俺がピンクを!」
「きゃわわわわ!聖霊さんとくんずほぐれつになれるなんてええぇ!」
「本気で殺してやる」
「あなたは下がってて下さい!」
本気でやりかねない彼に待ったをする。
強行手段決定だ。白雪姫と直談判する。白雪姫のためと言ってやっているなら、白雪姫にストーリーに戻ると言わせればいい。
小屋にいるのは確かだから、中に入れば。
「ブルーさん!そこにいるレッドさんは実は、我々図書館のスタッフです!まんまと罠にハマりましたね!」
「へ?」
「なにぃ!やはりですか!我が長男ながら、ひどく間抜けな顔をしていると思ったのですよ!正体を現しなさい!」
呆けるレッドさんにつかみかかるブルーさん。後は、風に囁くグリーンさん。ーーは、何もせずとも私を止めない。
「ピンクさん!こちらの世界の恋のおまじないで、手のひらにピンクの文字で好きな人の名前を書くとその人との愛が成就するそうですよ!」
「きゃわわわわ!」
落ちた大木が地面にめり込む。ピンク色のペンなんてどこにあるのようううと、頭を抱えていた。
「雪木、雪木。ピンクに近い赤でも大丈夫だろうか。今から血を流そうかと思う」
「あなたまでどつぼにハマるな!」
彼はさておき、残りは。
「白雪姫は渡さねえよ。女の幸せ守ってこそ、大人の男だからな」
誰よりも果敢に勇ましく行く手を阻むブラックくん。
「だが、お前も女だ。手荒な真似はしたくねえ。互いに怪我しねえ程度に、やろうか」
拳を突き出すブラックくんと、私はーー