君と、ゆびきり
自転車に乗るくらいどうってことないのに。
心の中でそう言いながら、朝食をかき込んだ。
車で送ってもらったあたしは玲子と合流し、体育館へ向かった。
他の学区から来た見知らぬ生徒も多く、少しだけ緊張してくる。
用意されているパイプ椅子に座ると、間もなく入学式が始まった。
ステージ上にはじめて見る校長先生が現れる。
その顔を見た瞬間、あたしはどこか懐かしい感覚を覚えた。
今日初めて見るはずなのに、その顔を見た瞬間緊張がほぐれていくのを感じる。
その感覚を不思議に感じながら先生の言葉に耳を傾ける。
よくある挨拶をしたあと、深々と頭を下げる校長先生。
続いて校歌が流れて来た。
これも初めて聞く校歌だったけれど、あたしの口は知らず知らずの内にそのメロディを口ずさんでいた。
どうしてこの曲を知っているんだろうと、自分でも驚いて周囲を見回した。
心の中でそう言いながら、朝食をかき込んだ。
車で送ってもらったあたしは玲子と合流し、体育館へ向かった。
他の学区から来た見知らぬ生徒も多く、少しだけ緊張してくる。
用意されているパイプ椅子に座ると、間もなく入学式が始まった。
ステージ上にはじめて見る校長先生が現れる。
その顔を見た瞬間、あたしはどこか懐かしい感覚を覚えた。
今日初めて見るはずなのに、その顔を見た瞬間緊張がほぐれていくのを感じる。
その感覚を不思議に感じながら先生の言葉に耳を傾ける。
よくある挨拶をしたあと、深々と頭を下げる校長先生。
続いて校歌が流れて来た。
これも初めて聞く校歌だったけれど、あたしの口は知らず知らずの内にそのメロディを口ずさんでいた。
どうしてこの曲を知っているんだろうと、自分でも驚いて周囲を見回した。