イジワル社長は溺愛旦那様!?

その日、夕妃は部屋中を掃除したりしながら、合間合間で、朝陽にLINEでメッセージを送った。

学校に通っているということは聞いているが、本当に通っているのか。
彼女に迷惑をかけていないか、心配だった。

するとちょうど学校の昼休みの時間に、朝陽からメッセージが届いた。


【神尾さんとヤッた?】


のっけからして、目を疑うような一文だ。


(ヤッた……って、なっ……なななな、なんてことを!!!)


夕妃はプルプルと震えながら、唇をかみしめる。
当然あれこれと思い出し顔が真っ赤になってしまった。


【やっと返事返してきたと思ったらそれ!?】


勝手に居候することを決めておきながら、初日に姿を消した朝陽のことを考えると、あまりにも身勝手で、さすがに腹が立つ。


【冗談だって~】


だが彼の文字からは、朝陽の本気でそう思っているような、どこか含みのある空気が伝わってくる。


【もしかして最初からそのつもりで出て行ったの!?】


すると今度は、犬が口笛を吹いてとぼけるスタンプが返ってきた。

どうやら本当にそうらしい。



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