イジワル社長は溺愛旦那様!?
当然、法律のプロである弁護士にすべて頼むのが、一番リスクが少ないことくらい夕妃にもわかる。
なにより彼は自分を思いやって、助けてくれているのだから。
(ここで私がワガママを通しても湊さんを困らせるだけだな……)
夕妃は諦めて、うなずいた。
【わかりました】
その文字を見て、湊はホッとしたように夕妃の肩に置いていた手の力を緩める。
「よかった……」
【ごめんなさい】
夕妃は顔を上げ、湊を見上げた。
「どうして謝るんだ。謝らなくていい」
湊は夕妃の膝からタブレットをのけたあと、そっと夕妃の頬を両手で包み込み、顔を寄せて、夕妃の額に口づけた。
「じゃあとりあえず今日はもう寝ようか。明日も早いし……」
(えっ!)
そして気が付けばなめらかな動作でベッドに押し倒され、湊と向かい合うようにベッドに横になっていた。
なんとなく、一緒に寝るというのは昨日の夜だけの特別なことだと思っていた夕妃は仰天したが、湊はフフッと笑って、顔をさらに近づける。
「昨日だけのことだと思った?」