イジワル社長は溺愛旦那様!?

夕妃の言葉に、

「あはっ、そうだね」

始は笑いながら膝を叩く。


「最近の若い奴は遊び方も知らんとか言われちゃうんだよね。確かに俺たちの接待って、祇園でも銀座でもないし」
「どこに行くんですか?」
「六本木かなぁ……って、やばい、湊がどうかは知らないよ、あくまでも俺の個人的見解~」


わざとらしく、キリッとした表情を作る始に、夕妃もクスッと笑ってしまう。


「大丈夫ですよ。妬いたりすねたりしませんから」


湊が付き合いでそういうところにいくことはあると理解しているし、プロの女性相手に嫉妬はお門違いだとはわかっている。
だが始はそんな夕妃の言葉に不満そうに唇を尖らせた。


「それはそれでつまらないなぁ……」
「妬いてほしいんですか?」


嫉妬深い女は嫌われるというのが定説ではないだろうか。


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