Be Girl－翼のゆくえ－
「そんなに答えが聞きたいなら教えてあげるよ。ハルカをあんなにしたのは、キミ達だよ」

「ふざけんなよ！アンタが全部裏で動かしてたんじゃん！」

ナナミは悔しさで涙を浮かべながら叫んだ。

「じゃあ一つ聞くけど、どうしてキミ達はハルカを信じることができなかったの？ハルカの性格や人間性を誰よりも知ってるキミ達が、どうして信じれなかったのか教えてくれないかな？」

表情一つ変えず、相変わらず不敵な笑みを浮かべたまま質問をするセイヤ。

私たちは返す言葉が見当たらなかった。

「ま、そういう事だよ。せっかくだし教えておくけど、オレは一切イジメやレイプの指示は出してないから。その辺は勘違いしないで欲しい。それからもう一つ。
黙ってゲームの駒として頑張ってくれたキミ達にイイ事を教えてあげるよ。
ハルカの事だけど、まだ死んではないから安心してもいいよ。ま、時間の問題だし、会ったところで何も変える事はできないだろうけどね」

そう言ってセイヤは教室から出て行った。
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表紙・目次

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