Be Girl-翼のゆくえ-
「ねぇ。どうして?なんでなの?」

「…どうやら全部わかっちゃったみたいだね。残念。でもゲームはもう終わりだよ」

セイヤは淡々とした口調で喋り始めた。

「ま、ここまで全て、オレの計算通りってワケ。あの足の悪い女から聞いたんでしょ?それも全部わかってたんだよね~」

「ちゃんと質問に答えて!どうして…」

私は全身の力が抜けていくのがわかった。

「ミサキ…」

リンが私の肩を叩き、後ろを指差した。
その先には……不敵な笑みを浮かべ、こちらに手を振っている男が一人……

セイヤだ。

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