溺甘プレジデント～一途な社長の強引プロポーズ～

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　新たな広告掲載をするために、ネット記事のみ取り扱う契約をもう１社ぶん増やすことになった。
　今の時代、誌面よりも手軽に目を通してもらえる機会を設けるのも企業のするべきことの１つになっているし、すぐに発信して反応の返りも早いから、費用対効果が良いのが特徴だ。


　自席で他社のネット広告や記事を検索していると、フラッグ出版の売上げが落ちてきているという経済ニュースに目が留まった。

　雨賀さんが専属モデルを務めている女性誌や、葛城社長が掲載された経済誌なんかも含めて、珍しく全体的に右肩下がりらしい。
　この１ヶ月の話とはいえ、今まで好調だった最大手の景気はそれだけ取り上げられやすいのだろうか。