溺甘プレジデント~一途な社長の強引プロポーズ~



 やわらかくて、しっとりとした優しいくちづけ。


 角度を変えず、気持ちを確かめてくるような彼のキスは、私にも疼きをもたらした。




「本気だから」


 抱きしめられるたびに、視界に夜景が映る。


 いつも素直になれない私の気持ちを引き出されてしまっても、もう構わない。


 ――もっともっと知ってほしいから。



「俺、なんでこんなに好きなんだろ」

「そんなこと、知りません」

「好きになっちゃったの、誰のせい?」

「私のせいなんですか?」



 2人揃って笑みをこぼしながら、短いキスで何度も想いを伝えあった。



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