溺甘プレジデント~一途な社長の強引プロポーズ~



 ――桃園社長からの贈り物ってことにすればいい。


 そうか、なるほど!と思ったのは束の間だった。


 葛城社長が聞いたらどう思うだろう。周りの鳥はそうだとしても、私がもらったものは違う。
 でも、白埜さんもフラッグ出版さんからもらったんだね、なんて言われたら、肯定する道しかない気がする。



 中層階を通過するエレベーターで広報部が入るフロアへ着くと、目の前に葛城社長がいた。



 なんか、ものすごく後ろめたい。

 鳥さんを桃園社長からいただいたことにしようと、一瞬でも思った自分。

 そうするしかないと思っている自分。


 桃園社長とデートしたことを知られていること。


 最近の出来事のほとんどのせいで、どういうわけか葛城社長を見れないような気持ちになる。


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