彼女はミルクティーが好き。
後悔する



「はぁ。」





 昼時になってカズちゃんと二人でランチを食べているが、さっきのこと思い出してため息が止まらない。



「さっきから、ため息ばっかり。ご飯がまずくなるわ。」





「ねぇ、聞いてくれる?」


「言いたいんでしょ?」


「実はさっきね。甘利家の双子にお説教しちゃって、」


「あら。奏多も珍しいことするもんね。」





 私は、かかわりたくない私は注意はほとんどしない。
他の生徒に対してもだ。
適当に話を聞いて、相槌を打つ程度。



それなのに、



「そうなんだけどさ、つい、口が」




 教育者でもない私に生徒がため口聞くことも、注意することもなかったのに。









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