本当の君を好きになる





クリスマス仕様に飾られた街。


葉が無くなって、寂しくなった木にも、イルミネーションが飾り付けられている。


明日から、クリスマスイブだもんね。



自分で勝手に納得しながら、隣を歩く湊くんを見つめる。


私服の湊くんを見るのは初めてだから、いつもと雰囲気が違ってカッコよく見える。



「で?どんな物が買いたいとかあるの?」



「え?あ、それがさっぱりで……。」



昨日からずっと悩んでたけど、プレゼントは何も思い浮かばなかった。


彼女として、どんなものをプレゼントしてあげれば良いのか……全く分からない。



「まあ、ゆっくり見ながら考えれば良いよ。彼氏からすれば、そうやって悩んで買ってくれたってことが、一番嬉しいと思うからね。」




「……な、なるほど……。」

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