本当の君を好きになる
そのまま、リビングへと連れていかれる。
すると、そこにいる年配の女性と目が合う。
「こら、春哉。そんなに連れ回しちゃダメでしょう?」
「おばあちゃん!だってだって、僕にお姉ちゃんが出来たんだよ!!」
「あ、わ、私、桐谷くんの同級生の瀬戸可鈴と言います!突然お邪魔して、申し訳ないです!」
「……あなたが。話は湊から聞いていますよ。」
そう言って、優しく微笑むおばあさん。
その優しい笑顔に私は心が温かくなるような感じがした。
すると、少し遅れて湊くんが帰ってくる。
「ただいま。」
「おかえり。湊。」
前回来たときには、弟もおばあさんもいなかったような……?
ていうか、お父さんとお母さんはどこにいるんだろう?
そんな事を考えると、グイグイと袖を引っ張られた。
「お姉ちゃん!一緒に遊ぼう?」
「あ、うん!何しようか?」
そんな事を考えるのも馬鹿馬鹿しくなって、私は春哉くんと色んな遊びをした。