本当の君を好きになる
「……直登……?」
「うるさい。喋んな。」
「照れてるの?」
私が、そう尋ねると直登はガバッと顔を上げる。
「はあっ!?て、照れてなんかねぇよ!!!!ふざけた事言ってんじゃ──」
私は、直登の口元に人差し指を持っていく。
何だろう。
今は、私の中に緊張感は無い。
いつもは、やられてばかりの私だけど、何か今日は違うぞ……?
やり返し出来そうな気分っ……!!
「──王子。口が悪いですよ?」
私の言葉に、直登は更に顔を真っ赤にして、顔を覆い隠す。
「あああっ!!もう、本当にっ……!!!!」