本当の君を好きになる





「……直登……?」





「うるさい。喋んな。」





「照れてるの?」





私が、そう尋ねると直登はガバッと顔を上げる。





「はあっ!?て、照れてなんかねぇよ!!!!ふざけた事言ってんじゃ──」





私は、直登の口元に人差し指を持っていく。


何だろう。


今は、私の中に緊張感は無い。




いつもは、やられてばかりの私だけど、何か今日は違うぞ……?



やり返し出来そうな気分っ……!!






「──王子。口が悪いですよ?」






私の言葉に、直登は更に顔を真っ赤にして、顔を覆い隠す。






「あああっ!!もう、本当にっ……!!!!」




< 192 / 308 >

この作品をシェア

pagetop