本当の君を好きになる
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「──ねえ!!何でそんなに怒ってるの!?」
「うるせぇよ!!自分で考えろ!!」
「考えても分からんないから聞いてるんでしょ!?」
「……うるせぇ!!!!」
朝。
月曜日の朝。
憂鬱な月曜日の朝……迎えに来た直登は私の事を怒っていた。
理由を聞いても全く教えてくれず、とりあえず直登に追い付こうと早足でついていく。
登校するだけで、すごく汗をかきそうだ。
「ちょっ、ねぇっ……待ってってばっ!!」
これ以上進むと、学校の生徒が増えてくるのでまずいと思い、私は直登の腕をガシッと掴んだ。
直登は、ギロッと私を睨みながら振り返る。
「……お前、ふざけんなよ。」
直登の一言に私は固まる。
え、怖い……。
そう思った次の瞬間──
「──じゃあ言わせてもらうけどな、お前連絡ぐらいよこせよっ!!週末の間、家に行ってもいねぇし、連絡は返って来ねぇし、お前まで変なことに巻き込まれたかと思っただろうがっ!!ふざけんなよっ!!」
「……え。」
「めちゃくちゃ心配してたのに、今日は普通に眠そうに出てくるし、心配してた損したわ!!ふざけんな!まじで、ふざけんな!!」
メールとか、全然気づかなかったというか……もしかしたら、後回しにしてたかも……。
とにかく、凪沙と菜月ちゃんと樋野くんの事で頭が一杯で……。
「……ご、ごめんなさい。」
「うるせぇ。当分許さねぇから。」
「え、な、直登っ……ごめんってば!!」
「許しませんー。」
「ごめんなさいー!!!!」