本当の君を好きになる

***




「──ねえ!!何でそんなに怒ってるの!?」


「うるせぇよ!!自分で考えろ!!」


「考えても分からんないから聞いてるんでしょ!?」


「……うるせぇ!!!!」




朝。

月曜日の朝。

憂鬱な月曜日の朝……迎えに来た直登は私の事を怒っていた。


理由を聞いても全く教えてくれず、とりあえず直登に追い付こうと早足でついていく。

登校するだけで、すごく汗をかきそうだ。





「ちょっ、ねぇっ……待ってってばっ!!」






これ以上進むと、学校の生徒が増えてくるのでまずいと思い、私は直登の腕をガシッと掴んだ。

直登は、ギロッと私を睨みながら振り返る。




「……お前、ふざけんなよ。」




直登の一言に私は固まる。

え、怖い……。




そう思った次の瞬間──





「──じゃあ言わせてもらうけどな、お前連絡ぐらいよこせよっ!!週末の間、家に行ってもいねぇし、連絡は返って来ねぇし、お前まで変なことに巻き込まれたかと思っただろうがっ!!ふざけんなよっ!!」



「……え。」



「めちゃくちゃ心配してたのに、今日は普通に眠そうに出てくるし、心配してた損したわ!!ふざけんな!まじで、ふざけんな!!」





メールとか、全然気づかなかったというか……もしかしたら、後回しにしてたかも……。

とにかく、凪沙と菜月ちゃんと樋野くんの事で頭が一杯で……。




「……ご、ごめんなさい。」



「うるせぇ。当分許さねぇから。」



「え、な、直登っ……ごめんってば!!」



「許しませんー。」



「ごめんなさいー!!!!」




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