こっち向いて、ダーリン。【改訂版】
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高校には当たり前だが普通の奴らしかいない。
ごく普通。荒れてるような奴もいないし、特に目立つような奴もいない。
俺にとっちゃ軽く別世界にでもいるような感覚だ。
中学と高校ではここまで違うのだと実感させられた。
それが理由ってわけでもねぇが、群れることが嫌いな俺は人を寄せ付けない空気を敢えて出していた。
まず、どうやったってこいつらと交われる気がしない。そんな気なんて俺自身さらさらねぇ。
話すことすらなかった。もちろん、先公以外の誰も話しかけてくることもなかった。
ちょうどいい環境だった。
俺には大きな問題なく高校を卒業することが、何より大事だったから。
そうして一年を終え、二年に進級して間もない頃──。
「深瀬くん!!」
高校には当たり前だが普通の奴らしかいない。
ごく普通。荒れてるような奴もいないし、特に目立つような奴もいない。
俺にとっちゃ軽く別世界にでもいるような感覚だ。
中学と高校ではここまで違うのだと実感させられた。
それが理由ってわけでもねぇが、群れることが嫌いな俺は人を寄せ付けない空気を敢えて出していた。
まず、どうやったってこいつらと交われる気がしない。そんな気なんて俺自身さらさらねぇ。
話すことすらなかった。もちろん、先公以外の誰も話しかけてくることもなかった。
ちょうどいい環境だった。
俺には大きな問題なく高校を卒業することが、何より大事だったから。
そうして一年を終え、二年に進級して間もない頃──。
「深瀬くん!!」