こっち向いて、ダーリン。【改訂版】
でも自覚をしたところで、わたしは変わらない。


それが恋というものでしょう?

嬉しいこと楽しいこと、傷つくこと傷つけられること、全てが恋なんでしょう?


森野に気を使って自分の気持ちを押し殺すのは間違ってる。森野にだって失礼な話。

わたしの恋の相手は深瀬くんだから、森野の恋の相手はわたしじゃないの。

同時に深瀬くんの恋の相手がわたしじゃなかったら、わたしは諦めなければいけないのも承知の上。


──はぁ。恋って本当に難しい。楽しいだけじゃないんだもんなぁ。


いやいや、今から深瀬くんと帰れるんだからテンション上げていかないと!せっかくここまで親密度を上げたんだから、下げてなんかいられるかってんだ!


初心に戻るのよ咲良!森野と深瀬くんは別問題!

今は、一にダーリン、二にダーリン、三四もまるごと、全部ダーリ…


って、あれ?


深瀬くん、どこで待っててくれてるんだろ?校門かと思って真っ直ぐ来たけど誰もいない。


場所の指定しなかったからな~。それもまたおかしな話だよね。

普通待ち合わせ場所の約束するよね。わ~、わたし抜けすぎでしょー!


違う場所にいるのかな?あっ!バイクのある空き地?!それとも教室?!もしかしてもう帰っちゃった?!


こういう時、携帯で連絡とれると便利なんだけどな~。

ていうか、その為の携帯だよね?!


どうしよう。とりあえず、呼んでおく?


「深瀬く…っ!」

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