完璧な彼は、溺愛ダーリン

よくよく見たらこの二人、凄くイケメンだ。
身長も高くてスラっとしているし。

野々村さんは私服姿だけど、頭から足の先まで全て完璧にコーディネートされていた。
黒を基調としていたが、真っ黒というわけじゃなくて差し色を入れたりしている。

広瀬さんはスーツ姿ではあるけど、よく見るようなスーツじゃなく遊び心があるようなデザインだった。
ネイビーに細い黄色のストライプ。
少し派手だし、中々似合う人いなさそうだなあ。


栞が二人を見たらカッコいいと騒ぎそうだ。


「ここがトレーニングジムで、こっちがスタジオになります。月ごとプログラムが決まってまして」


説明していると、二人はスタジオ前に貼られたプログラムを熱心に読んでいる。
それから指をさして野々村さんが口を開いた。


「へえ。俺、これやりたいなあ。ダンス。楽しそう~」

「野々村が入るんじゃないだろ。でも、楽しそうだな」


それに広瀬さんもふむふむと相槌を打つ。


「一日体験などもありますし、興味があるようでしたらぜひ」


私がプログラムのスケジュール表を手渡すと、二人はそれを見ながら「へえ~こんなのもあるのか」と感嘆の声をあげた。


「有名なインストラクターさんもいらっしゃたりするので、定員オーバーになったりするプログラムもありますね」

「へえ。それは気になるな」

「トレーナーさんがどんな内容で鍛えたらいいかなんてプログラムを作ってくれるので。
入会されましたら利用してみてくださいね」

「わーそれ助かるね。初心者だもん」


そう言って野々村さんは広瀬さんの腕をつついた。
二人ともこういったジムは未経験みたいだ。
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